サッカーにおけるテーパリング研究について

ここでは、サッカー選手を対象に報告されているテーピングの実際を紹介したいと思います。
主にテーパリングは、個人アスリートを対象に研究が実施されており、団体におけるテーパリングの研究論文は少ないのが実際です。
ですが、世界的に数は少ないですが、見つける事が出来ました。
そこで、今回はリサーチを行って見つける事が出来た論文をご紹介します。
1,Effect of tapering on physical match activities in professional soccer players
Mohamed Saifeddin Fessi at el 2016 ※上記のリンクから飛びます。
・19名のプロサッカー選手/シーズン中の24週にて実施
・17週の通常週と7週のテーパリング期間で実施した。
・トレーニングロードを25%カットすることで、15%の身体活動量の向上が認められた。
・ハイスピードランニング(HSR)やスプリントに改善が見られた。
Goran sporis et al 2018
・158名の高校生を対象に8週間実施。
・2種類のテーパリング(ライナーテーパーとエクスポネンシャルテーパー)と通常群の3パターンで実施
・両方に体力要素の改善が見られた。
・しかし、エクスポネンシャルテーパーの方が運動・機能体力ともに大幅に改善した。
3,The effect of tapering on repeated sprint ability(RSA)and maximal aerobic power soccer players
Hojatollah nikbakht ei al 2011
・大学サッカー選手18名に8週間実施
・50%のトレーニング量を減らすことで、反復スプリント能力が大幅に向上した。
khosrow jalali dehkordi et al 2014
・プロサッカー選手30名に対して8週間実施。
・25%減のテーパリング、50%減のテーパリング、コントロール群の3郡に分けた。
・25%も50%群のどちらとも優位にテストステロンとコルチゾール値の改善がみれたという報告。